KOSEN-1 衛星プロジェクトの推薦を受けての感想


最近話題になっている高専初の超小型人工衛星のプロジェクトチームへの推薦を頂いたお話

記事の内容

皆様はKOSEN-1という人工衛星をご存知でしょうか? 正式名称は木星電波観測技術実証衛星と呼び、木星から出る自然電波を受信するための最新技術の技術立証を目的としております。これは全国の10高専が共同で開発、運用している高専初の超小型人工衛星です。2021年11月にイプシロンロケット5号機で打ち上げられました。搭載されているコンピューターはRaspberry Pi Zeroをベースとしたとても小さなものです。とても驚きですね!! 現在も順調に運用中です。高専には高専スペース連携というものがあり、航空宇宙工学分野の学科が存在しない高専でも人材育成の取り組みがあり、一つにKOSEN-1プロジェクトがあります。

 推薦を頂いたきっかけは友達や物理の先生と学内で天文宇宙SGを発足し、高専スペース連携の取り組みの一つである高専スペースアカデミアに参加することで缶サットと呼ばれる模擬人工衛星を製作したことです。コロナ禍でうまくいかないこともありましたが、なんとか缶サットを完成させることができ、地上での実験を行いました。ある時、JAXAで活躍させている高専出身者の講演会を拝聴する機会があり、大切な出会いがありました。それは都立航空高専(現 都立産業技術高専)の元校長先生のと出会いです。後に高専に関連する数々の情報を提供して頂くようになりました。ある日突然もったいなくもKOSEN-1衛星プロジェクトのプロジェクトマネージャー(高知高専)に私をプロジェクトに入れて頂き、実機に触れて学ぶ機会を頂くよう推薦をして下さりました。突然の連絡だったため驚きのあまり信じられませんでした。それからプロジェクトに途中参加しましたが、まずは勉強をしないことには人工衛星の運用には携われないためこれからプロジェクトのメンバーから技術を教わったり、触れたりすることになります。4年生になり、思うように時間が取れないこともありますが工夫して頑張りたいと思います。

高専をお考えの皆様、高専現役学生に朗報です。HNK(Human Network Kosen)を紹介します。ここは高専関係者(OBOG、現役学生、教員等)の交流の場であり、毎月第3木曜日に月例会を開催することで高専の情報(進学、就職、コンテスト、教員の取り組み、高専や就職後の人生経験等)を多数共有しております。直接会話することも可能です。高専誕生60周年で還暦を迎える本年、是非こちらにお越しください。(Instagram、LINE、YouTubeの本格運用は2022年4月以降開始の予定です。)

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中学生の皆様へ最後にひとこと

モノづくりをしたことがなくても大丈夫です。入学後、先生や先輩が丁寧に教えて下さります。高専をご検討頂けますと、大変嬉しく思います。 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。